7月は会計年度の始まりです。昨年同様に今年も最低賃金が上がるます。ですので(人の手がかかる)もの、サービスの価格も上昇が予想されます。さらに、学生ビザの申請料が現行の710ドルから3倍以上の2500ドルに引き上げられるという話もあります。ビザ申請も含めて6月中に対応できる人は早めに動くことが賢明かもしれませんね。
オーストラリアの学生ビザ申請料は現在710ドル(約7万円)で、世界でも最も高額の料金の1つです。参考までにかくと、主要国の申請料金はニュージーランドは345ドル、米国は285ドル、カナダは170ドル、英国は950ドルになります(それぞれ豪ドル換算)。つまり、豪州は現行でも主要な英語圏の中で2番目に高額ということです。
2024年2月、オーストラリアの公共政策シンクタンク、グラッタン研究所は、これらの申請料金を710豪ドルから2,500豪ドルに引き上げる提案を出しました。3月以降(国会で予算通過後の今も)政府がこの提案を真剣に検討しているとの懸念があります。この3倍以上の増額は返金不可であり、ビザが承認されなかった学生は返金されません(この料金値上げによる超過分は国内の学生の住宅費や家賃の援助に充てられる、という予定だそうです)。
また、オーストラリア政府は留学生に対する最低資金要件も引き上げており、これはここ1年以内で2度目の増額です。現在、申請者は少なくとも29,710オーストラリアドルの資金を示さなければなりません。これはほんの半年前に改定された24,505オーストラリアドルから21%の増加です。
学生ビザの申請料金の具体的な変更は発表されていませんが、UPとなる場合以下が予想されます。
物価スライドに合わせた数パーセントの上昇を加味した料金
英国以上(グラッタン研究所の2500以下)の1200程度の料金
グラッタン研究所に近い高額な料金
が予想されています。今年の7月1日は月曜日なので、申請ラッシュを避けるため、28日金曜日の夕方に変更される可能性もあるので、申請を考えている方は注意しておきましょう。可能なら申請してしまったほうがいいですね。