ワクチンがシドニーに到着!

2月15日についにシドニーにファイザー製のCOVID-19ワクチンが到着しました。

https://www.health.gov.au/news/first-pfizer-vaccine-doses-arrive-in-australia

初回のロットは14.3万回分(これを国内に配布)で、私の暮らすシドニーNSW州では来週22日から接種が始まります。

まずはフロントラインで働いている、国境警備係官やホテル隔離作業員が最優先で、次に帰国者の検査をする医療関係者などの方々が対象のようです。

オーストラリアは入国制限が徹底されているので(オーストラリア人、永住権保持者は原則的に出国ができない)他国に比べるとかなりコロナは押さえられていると思います。

実際ここ数か月は新規感染者は帰国者に限られていて、それも一けた台で推移しています。
シドニーのような人口規模を考えると、かなりうまくいっているなという印象です。

今現在(2月の時点)はまだ海外からの留学生は入国できない状態ですが、ワクチンがいきわたって奏功すれば、game changerになって一気に流れが変わるかもしれないですね。

マスク着用はオーストラリアで習慣になったのか、、

マスク着用はオーストラリアで習慣になったのか、、

1月3日から交通機関やスーパーマーケットなどの屋内商業施設などでは着用が義務化されたマスクですが、1月29日深夜をもって、交通機関や教会、美容サロンなど以外の場所での着用は義務から推奨へと緩和されました。ホスピタリティ産業ではたらくスタッフは着用が義務なので、ホテル内ではマスク着用のスタッフと未着用のお客さんが混在しているようなイメージです。

そして2週間たった10日からさらに緩和されて公共交通機関やタクシーなどを除いてすべての場所でのマスク着用義務が緩和されました。

緩和以降どうなったか、ですが、

私が普段買い物に行くのはオーストラリア最大手スーパーマーケットのウールワースなんですが、ほとんどの方がもうマスクはされてませんね。

高齢者のかたや、もともとマスク着用の習慣のあった一部のアジア系の方以外は誰もマスクをしていませんでした。

ま、こちらは今夏真っ盛りですし、これまでマスク着用の習慣がゼロだったので、みんな我慢していやいやつけていたんですね。

私も緩和後しばらくはマスク着用で店内に入ってましたが、2週間もたつとほとんど着用率はゼロになってマイノリティになると居心地もわるくなるので結局外してしまいました。

ということで、ルールがあれば着用するが、
なければしない、つまり習慣にはなりませんでしたね。

シドニーでガストロになる。そもそもガストロってなんだ?

ガストロってご存知ですか?

感染性胃腸炎といって主な原因はノロウイルスやノタウィルスなどで(細菌、寄生虫でもあるそうです)、これがいったん職場や学校で発生すると、あっという間に感染が広がってしまいます。
潜伏期間は24時間から72時間程度で、主な症状は吐き気、おう吐、下痢、発熱、腹痛です。これがざっと発症してからその日をピークに翌丸一日くらい続きます。

私はシドニー在住で、昨年20年12月中旬から今年1月にかけて、大流行しているのは分かっていたのですが、もともとコロナ対策で手洗いは完璧でしたし、外出時はマスクも消毒ジェルもかかさないので、大丈夫だろうと思ってたんですが、、かかってしまいました。

先週こども学校で嘔吐してぐったりしてるので迎えに来てくれとデイケアから電話が入りました。
帰宅させてからも飲んでは吐いて食べては吐くので、翌朝病院に連れていくと案の定ガストロでした。
嘔吐や下痢がひどいときは脱水症状になるので、水分を小まめに補給するのが大事です。こどもは水に溶かす(日本でいうアクエリアスのような)タブレットとガストロ用の薬を処方されました。

そこからは感染対策を徹底して絶対にうつらないようにしていたんですけどね、、やはり家庭内感染予防は難しいです。

結局時間差(ようは潜伏期間)で、私、奥さんへと広がってしまいました。
私は睡眠中吐き気で目が覚め、そこから全身の関節が痛み始め、節々の痛みに耐えることが丸一日続きました。翌日も倦怠感がひどく大変でした。
奥さんはそこまでひどくなかったので、ほんと症状はひとによりますね。

シドニーでは21年2月現在まだデイケアや幼稚園で進行形で大流行しています。デイケアで働いてる方や小さいお子さんのいらっしゃるホームステイの方はとくに気を付けてください。家庭内でなければ防げると思います。

日本のコロナの感染は、職場、学校、飲食をおさえて圧倒的に家庭内感染が多いそうです。そらそうだろうなと思いました。なかなか難しいと思います。

今日は、Australia Day

オーストラリアの日

今日はオーストラリアの日で祝日です。1788年にイギリスから最初の植民船団がシドニー湾に到達した日で、ここから、オーストラリアのイギリス植民地としての歴史が始まります。

平時であればあちこちでお祭り騒ぎでお祝いをする日ですが、今年はコロナでイベントはのきなみ中止になりました。

オーストラリアといえば昨年末に国家の歌詞が一部変更になりましたね。

For we are young and free 我々は若くて自由だから
For we are one and free 我々はひとつで自由だから

上がオリジナル、下が一部変更後。

西洋人入植の前にすでに連綿と続く先住民族の歴史もあり、そもそもオーストラリア自体もう若い国じゃないじゃないか、などさまざまな意見を反映させた形になります。

私はオーストラリアをイメージさせる曲といえばこちらが先に浮かびますね。お聞きになったかたも多いじゃないでしょうか。

カンタス航空のCMでも有名になったI Still Call Australia Home

シドニーではマスク着用が義務化

21年1月21日

シドニーでは1月4日から屋内や公共交通機関利用時にはマスクを着用することが義務化されました。

英語では「face masks are mandatory」と言います。

日本人の感覚では遅すぎるくらいですが、オーストラリアはもともとマスクをするという習慣のない国です。
私の住んでいるシドニーにおいてのマスク着用率はコロナ前では、ほぼゼロ、、というかゼロ。2017年に殺人ウィルスと呼ばれたインフルエンザが大流行したときも、マスク着用率はゼロ(まれに中国人が着用)でした。

コロナでロックダウンのさなかだった4月ごろでも着用率3割ほどだった(それでも多く感じました)ことを考えると、今現在(1月中旬)の100%の着用率は信じられない光景です。

この規制は徐々に緩和されていくようですが、このままマスクをつけるという習慣は残っていってほしいなと思います。
なにせ真冬でインフルが流行ってもマスクをすると変に見られる(こちらがなにか重篤な感染症にかかって病院から無断で抜け出してきたかのようにみられる)国だったので。